冷凍キャベツを食べると、食感が悪かったり、味がまずいと感じたことはありませんか? 水分が多いキャベツは、保存方法を間違えると食感や味が落ちてしまいがちです。
せっかく食べるなら鮮度を保ったまま美味しく食べたいですよね。 この記事では、キャベツの冷凍が良くない理由を解説します。 Flowerjp.comでは冷凍保存のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 美味しい冷凍キャベツを食べたい方は必見です。
キャベツ 冷凍 まずいので、冷凍はしない方が良いです。
キャベツを冷凍すると組織が破壊され、水分が失われます。
そもそも冷凍とは、食品に含まれる水分が冷やされて凍る現象のことです。
キャベツには92.7%の水分が含まれています。 (可食部100gあたり)
水分の多い野菜は、冷凍すると味や食感を変える氷の結晶が大きくなり、シャキシャキ感が失われてしまいます。
そのため、冷凍キャベツは風味や食感が損なわれ、不味いと感じやすくなります。
キャベツを冷凍するときのポイント
キャベツの食感や味を損なわないためには、保存方法が重要です。 冷凍保存する際のポイントを解説します。
1.キャベツを小さめに切ります
冷凍キャベツの食感が気になる場合は、小さめに切って保存するのがおすすめです。 キャベツは細かく切っておくと食感も気にならずに済みます。 スープなどで煮る際にも食べやすいサイズなので便利です。
2.キャベツの水気を拭き取る
キャベツは冷凍する前に余分な水分を拭き取ってください。 濡れたまま冷凍すると空気に触れて酸化し、劣化が早くなります。 キャベツは変色の原因となりますので、密閉袋に入れる前に水分を拭き取ってください。
3.キャベツが入っている密封袋の空気を抜きます。
キャベツは冷凍中に空気に触れると酸化してしまい、味が落ちたり傷みが早くなったりします。 密閉袋内の空気を抜くことで、空気中の酸素と結合するのを防ぐことができます。 風味や食感を損なわないよう、キャベツの空気を抜いて密閉袋に入れて保存することが美味しさを保つ秘訣です。
4. 急速冷凍キャベツ
冷凍する際のポイントは急速冷凍です。
キャベツを冷凍すると氷の結晶が形成され、細胞が破壊され、風味や食感が損なわれます。
凍結速度を速くすることで氷結晶の成長を抑え、細胞組織の破壊を極力防ぐことができます。
急速冷凍のポイントは以下の通りです。
- 密封袋に平らになるように入れてください。
- ドアの開閉は極力行わないでください。
- 金属トレイの上に置きます。
- 荒熱を取り除く
おいしさを保つ秘訣は、できるだけ早く冷凍することです。 冷凍庫の開け閉めを頻繁にしない夜に冷凍するのも良いでしょう。
5. 冷凍キャベツは1ヶ月以内に食べきる
冷凍キャベツは1ヶ月以内に食べ切るようにしましょう。 日持ちするからといって冷凍庫に入れておくと、凍ったまま食感や味が劣化してしまいます。
また、冷凍庫の開閉により室内の温度が流入し、表面温度が急激に上昇します。 表面の氷は水蒸気となって消えていきます。 繰り返しているとキャベツがパサパサになったり凍傷になったりします。 冷凍後はなるべく早くお召し上がりいただくのが一番おいしくお召し上がりいただけます。
冷凍キャベツのおすすめの食べ方3選
自然解凍すると解凍中に傷んでしまい、食感や味が悪くなってしまいます。冷凍キャベツの調理方法を3つご紹介します。
1. 冷凍キャベツスープ
冷凍キャベツはスープにすると食感を気にせず美味しく食べることができます。キャベツには、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンUなどの水溶性栄養素が豊富に含まれているのが特徴です。
果汁を食べることで、水中に流れ出た栄養素を体内に摂取できるメリットもあります。 他の野菜と一緒に食べるのもおすすめです。
2. 冷凍キャベツの炒め物
冷凍キャベツは炒めて食べるのもおすすめです。キャベツの苦みの元であるイソチオシアネートは熱に弱いです。
揚げることでイソチオシアネートがなくなり食べやすくなります。また、キャベツに含まれるβカロテンやビタミンKは、油と一緒に食べるとより効率よく吸収されます。
ビタミンKはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。加熱することで吸収できる栄養を摂取したいなら、冷凍キャベツを炒めましょう。
3. 蒸しキャベツ
冷凍キャベツを蒸すだけで簡単に一品料理が完成します。蒸すことでかさが減り、生よりもたくさんのキャベツを食べることができます。
かぼちゃやにんじんなど他の野菜と一緒に蒸して温かいまま食べるのもおすすめです。電子レンジに入れるだけで作れるので時短にもなります。
キャベツの特別な効果
免疫力を高める:キャベツにはビタミンCが豊富に含まれており、体のコラーゲンの生成を助け、免疫システムを強化します。 キャベツにはフィトステロール(植物ステロール)と不溶性食物繊維が豊富に含まれています。 米国農務省の科学者は、キャベツが心臓の健康に最適であることを示す 36 種類のアントシアニンを発見しました。
血圧を調節する: カリウムは、体の血圧制御を助けるミネラルおよび電解質です。 紫キャベツ100gで1日に必要なカリウムの6%を摂取できます。 血圧をコントロールすることは、心臓病のリスクを軽減するのに役立ちます。
コレステロールを減らす:体に「悪玉」コレステロール(LDL)が蓄積しすぎると、心血管系の問題を引き起こします。 キャベツには食物繊維だけでなく、植物ステロールも豊富に含まれています。 これらはコレステロールを減らすのに役立つ2つの要素です。
骨の健康を強化する: ビタミン K は健康に不可欠であり、体が骨粗鬆症や血液凝固障害と闘うのを助けます。 キャベツにはビタミンKが豊富に含まれています。 たった 100g のキャベツでビタミン K の RDV の 85% を摂取できます。
がん予防をサポート:初期の動物研究では、キャベツなどの緑葉野菜には、体のがんとの闘いを助ける植物化学物質が含まれていることが示されています。
キャベツには抗酸化物質とグルコシノレートなどの植物性化合物が含まれています。 これらの物質は消化中に分解されて、がん細胞と戦う物質を形成し、がん細胞を体外に除去します。