めかぶを食べることに不安を感じている妊婦さんも多いのではないでしょうか。 この記事では「妊娠 中 めかぶ」について詳しく見ていきましょう。
めかぶとは何ですか?
ワカメの根の部分をメカブといい、メカブはワカメの一部です。 産地では採れたてのめかぶを茹でて、そのままポン酢で食べます。 モチモチとした滑らかな食感で、さっぱりとした食べ心地です。
めかぶは海藻の生殖細胞を含む部分で、3月から4月が旬と言われています。
めかぶの栄養素
めかぶは妊娠中でも安全に摂取できます。
ただし、妊娠中は栄養が重要なので、めかぶにどのような栄養素が含まれているのかも調べてみましょう。
めかぶに含まれる栄養素について解説していきます。
タンパク質
メカブに含まれる最初の栄養素はタンパク質です。
三大栄養素の一つであり、生命維持に必要なものであるタンパク質が存在すると考えられています。
エネルギー源であるだけでなく、ホルモンの原料としても機能します。
妊娠するとホルモンバランスが崩れやすいので、たんぱく質をしっかり摂取するようにしましょう。
食物繊維
めかぶに含まれる2番目の栄養素は食物繊維です。
めかぶには水に溶けない食物繊維が含まれています。
不溶性に分類される食物繊維は、水に溶けないため腸管を刺激し、便の大部分を占めます。
そのため、腸内環境を整え、便秘を解消するのに最適な食品です。
カリウム
めかぶに含まれる3番目の栄養素はカリウムです。
カリウムは、体が余分な水分を排出し、細胞内の水分量を制御するのを助けるビタミンです。
その結果、むくみが軽減され、冷え性などの問題が解決されます。
妊娠中はむくみや冷えを起こしやすいため、カリウムを多く含む食品を摂取しても害はありません。
ヨウ素
メカブに含まれる4番目の栄養素はヨウ素です。
海藻に含まれるミネラル成分のひとつがヨウ素です。
適切なレベルで摂取された場合、ヨウ素は特別なリスクを引き起こすことはなく、甲状腺ホルモンの生成に必要です。
現在の食生活ではミネラルが不足しがちなので、より多くのヨウ素を摂取することが好ましいと言われています。
妊娠 中 めかぶを食べるべきですか?
特に妊娠中はメカブを食べるのを避けるべきだという話は聞いたことがありませんが、知っておくと役に立ちます。
結論から言うと、妊娠中にめかぶを食べても害はありません。
めかぶはワカメの根の部分ですが、さまざまな栄養素が含まれています。 いくつかの栄養素を除いて、めかぶは妊娠中でも安全に摂取できます。
めかぶは低カロリーで栄養価が高いため、カロリーが気になる妊婦さんの食事に最適です。
妊婦さんがめかぶを食べるときに知っておきたいこと
妊婦がめかぶを食べる場合は、ヨウ素の過剰摂取に注意が必要です。 これは、過剰なヨウ素が胎児に先天性甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があるためです。
ここでは、めかぶを食べることに関する妊娠に関するトリビアをいくつか紹介します。 必要に応じてご参照ください。
妊婦が摂取しても安全なヨウ素の量はどのくらいですか
妊娠中の女性は、推奨されている以上にヨウ素を摂取すべきではありません。
厚生労働省が発表した最新版「日本人の食事摂取基準2020年版「ミネラル」」では、18歳から49歳までのヨウ素を1日あたり130μg摂取することが求められています。
さらに妊婦は+110μg、合計240μg摂取可能です。
メカブ1パックのヨウ素含有量はどのくらいですか?
1パックの重さは50グラム、つまり約200μgです。 これは妊婦の一日当たりのヨウ素摂取量の範囲内であると考えられます。
めかぶは昆布に比べてヨウ素の含有量が少ない
メカブには昆布よりもヨウ素がはるかに少ないことがよく知られています。
文部科学省の「平成27年版日本食品標準成分表(七版)」によると、メカブ100g中にヨウ素が390μg、昆布約20万μg中にヨウ素が20万μg含まれています。
めかぶを食べすぎないでください
マカブは食感が良くて食べやすいので、体調が優れない妊婦さんや食欲のない妊婦さんは、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。
逆に、食事を過剰に摂取するとヨウ素が過剰になります。 ヨウ素を過剰に摂取すると、発育中の赤ちゃんの健康に悪影響を与える可能性があることが報告されています。 めかぶは美味しいですが、妊婦さんは食べ過ぎに注意が必要です。
ヨウ素サプリメントは注意して摂取してください
サプリメントを摂取する場合、妊娠中の女性はヨウ素の摂取量に注意する必要があります。
日本で製造・販売されているサプリメントにヨウ素を見つけることは非常に不可能ですが、他の国で製造されているサプリメントには含まれている可能性があります。 サプリメントを購入するときは、成分を調べることが賢明です。
数量を変更する
妊娠中の女性は、追加の材料を加えてメカブを改造することをお勧めします。 昆布やワカメなどの海藻にもヨウ素が多く含まれているため、メカブと一緒に食べると美味しくてもミネラルを摂りすぎる危険があります。
昆布だしを使った商品と一緒にお召し上がりになる場合は、めかぶの量を調整してください。
メカブ以外にも注意が必要な食材があります。
めかぶと同様にヨウ素が多く含まれているため、妊婦が海藻を食べる場合は過剰摂取に注意が必要です。
めかぶ以外にも注意すべき食材
わかめ
ヨウ素含有量が高い食品の一つにワカメがあります。
生ワカメ100g中には1600μgのヨウ素が含まれると言われています。 逆に、塩漬けして湯通ししたワカメには顕著なヨウ素含有量があり、100 g あたり 810 μg 含まれています。
乾燥わかめにはヨウ素が多く含まれているため、スープに入れる場合は大量摂取に注意してください。
昆布
ある報告によると、昆布100gには130,000μgのヨウ素が含まれています。 1gに換算しても1300μgあります。
生昆布や昆布だしにはヨウ素が含まれているため、取り扱いには注意してください。 市販のめんつゆに含まれているような昆布だしを使った調味料は、食べる量や使用頻度を控えましょう。
のり
焼き海苔1枚には約20μgのヨウ素が含まれていると推定されています。
ヨウ素は焼き海苔のほか、海苔の佃煮や青海苔にも含まれています。 焼き海苔はたくさん食べても満腹感を感じにくい成分なので、食べ過ぎには注意しましょう。
ひじき
ひじき5gには2250μgのヨウ素が含まれていると報告されています。
ひじきにはヨウ素が多く含まれているので、食べ過ぎには注意してください。 カルシウムや鉄分など、妊婦にとって必須の成分が含まれています。
もずく
もずくには100gあたり140μgのヨウ素が含まれています。
もずくに含まれる食物繊維とフコイダンにより腸内環境が改善され、免疫力が高まります。 もずくは他の海藻に比べてヨウ素が少ないとされていますが、それでも過剰な摂取を避けることが重要です。
まとめ
妊娠中にめかぶを摂取する場合は、他の食品との組み合わせに注意してください。
メカブにはヨウ素が豊富に含まれていますが、メカブと一緒によく食べられる海藻にはさらに多く含まれています。
ヨウ素の過剰摂取は、発育中の胎児に有害となる可能性があります。
めかぶを食べるときにヨウ素の過剰摂取を防ぐために、混ぜる海藻に注意してください。